一般県道野市停車場線(r229)


かつて、南国市御免から安芸市まで、
土佐電鉄安芸線が伸びていたことはみなさんご存じでしょうか。
昭和49年に、阿佐線建設を名目として廃止され、
線路跡は阿佐線の用地、および自転車専用道(高知県道501号
高知安芸自転車道線)に転用されました。
(とはいえ、阿佐線はいまだに工事中ですが)

北海道の廃線沿いの停車場線と同様、
阿佐線の停車場線を起終点とした県道も存在します。
その1つがこの野市停車場線。
高知県道をくまなく探しても、ここまで貧弱な県道はないでしょう。
とにかくごらんください。

入口。右側に入る路地が、
そう、高知県道野市停車場線です!
ちなみに、手前の2車線路は
高知県道南国野市線(r364)、
旧国道55号です。
入口を正面から見ました。
奥に見えるのは阿佐線の高架(工事中)。
自動車はまず通れません。
やってやれないことはないのでしょうが、
終点の鋭角カーブが曲がりきれず、
バックする羽目になるでしょう
(曲がろうとして挫折)。
反対向き。まったくの路地裏です。
起点から終点を眺めた写真。
資料によれば、全長51mとあります。
起点の写真。奥に写っている高架が
20年以上工事中のままの阿佐線
(「ごめん・なはり線」という名前がついたらしい)。
土電安芸線の駅はどこにあったのでしょうか。
「これぞ県道」表紙